<直前期集中連載>財表理論 インプット&アウトプット同時マスター講座(第7回)―資産評価


2.資産の評価

15.取得原価の定義
 取得原価とは,資産取得の際に( ① ),または取得のために( ② )をいう。
⇒「概念フレームワーク」第4章8項

16.企業会計原則における取得原価基準の採用根拠
 取得原価基準の採用根拠は次のとおりである。
(1) 取得原価によって資産を評価すれば,資産の貸借対照表価額は一般に( ① )を基礎にして決定され,( ② )が保証され,( ③ )も高い。
(2) 取得原価によって資産を評価することにより,時価が上昇したときでも( ④ )を認めず,( ⑤ )できる。
⇒「企業会計原則」第三・五本文,「棚卸資産の評価に関する会計基準」35項

17.時価の定義
 時価とは,算定日において( ① )取引が行われると想定した場合の,当該取引における( ② )又は( ③ )をいう。
⇒「時価の算定に関する会計基準」5項,「棚卸資産の評価に関する会計基準」4項ただし,「金融商品に関する会計基準」6項,「退職給付に関する会計基準」22項等

18.割引価値の定義と評価基準としての問題点
 割引価値とは,資産の利用から得られる( ① )を,何らかの( ② )によって測定時点まで割り引いた測定値をいう。割引価値の評価にあたって,( ③ )ため,評価基準として,信頼性を充足した情報の提供が困難である。
⇒「概念フレームワーク」第4章19項,→H22・60回①

19.事業投資と金融投資の定義
 事業投資とは,( ① ),企業が( ② )ことを目的とした投資である。例えば,( ③ )が該当する。金融投資とは,( ④ )ことを目的にした投資である。例えば,( ⑤ )が該当する。
⇒平成21年5月29日「金融商品会計の見直しに関する論点の整理」(企業会計基準委員会)51項

(著者紹介)
早谷 準一
(はやたに じゅんいち)
専門学校東京CPA会計学院講師
東京CPA会計学院で、税理士コース財表理論を長年担当。また、中小企業診断士として各種研修、講義等活動の分野も広げている。『会計人コース』特集・付録等への執筆多数。著書に『明快図解 経営分析の基本』(祥伝社、共著)などがある。
(注)本連載は、『会計人コース』2018年5月号付録『すらすら財表理論』の内容を加筆・修正したものです。

<バックナンバー>

連載のはじめに&概念FW①

概念FW②

継続性原則・会計上の変更①

継続性の原則・会計上の変更②

過去問にチャレンジ①

資産概念


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