【令和元年度・税理士試験】合格者の勉強方法はこれだ!


簿・財(第69回)合格者×受験生-聞きたい・知りたい 合格者のホンネ

この記事は『会計人コース』2020年3月号の特集「簿・財(第69回)合格者×受験生 聞きたい 知りたい 合格者のホンネ」を編集部にて再構成したものです。

【座談会に協力してくれたメンバー】
◆司会進行:渡邉 圭(千葉商科大学基盤教育機構専任講師)
◎第69回(令和元年度)簿記論・財務諸表論合格者:小倉恭介さん(4年生)、風間豪さん(3年生)、根本晴典さん(4年生)
☆これから簿記論・財務諸表論を受験する方:
宇佐美貴暉さん(3年生)、大塚ほのみさん (3年生) 、杉山裕紀さん (3年生)

学習計画―柔軟な予定を組んでおいたほうがいい?

渡邉先生:今日は千葉商科大学瑞穂会のメンバーから、第69回(令和元年度)税理士試験簿記論・財務諸表論の合格者と、今年はじめて受験に挑む学生のみなさんに集まっていただき、座談会を行います。
はじめての受験する方は、学習計画学習方法モチベーションの高め方など、気になることがいろいろあるでしょうが、これらを経験してきた「合格者のホンネ」を聞いていきたいと思います。
それでは、よろしくお願いします。

一同:お願いします!

◆渡邉先生:まず受験生が気になるのは学習計画だと思います。いつから勉強を始めたらいいのか、学習計画を作る上でなにか工夫した方がいいのか、などを聞いてみたいと思います。
ではまず、勉強を始める前に学習計画をどのように設定していましたか。

風間さん:時期でいうと、9月から12月は基礎的な論点をしっかりやって、1月を過ぎたあたりから上級の問題をやっていく、という予定を最初は考えていました。
日商1級をやっていたので計算は心配していなかったんですが、理論は怖かったので、9月から12月はネットスクールのテキストを読み込んでいました。
1月からはTACの理論問題集を回し始めて、4月から模試レベルの問題をやりました。

◎小倉さん:瑞穂会では先生と相談して、いつまでにどの課題をやってくるかを決めていますが、難しい問題の場合、期限までに終わらないこともあります。そういう時には正直に先生に相談して、期限を延ばしてもらうようにしていました。
予定は必ず実現するものではないので、状況に応じて予定を変えることが大事かなと思います。

根本さん:僕は日商1級、簿記論、財務諸表論とトリプルでやっていましたが、日商1級の範囲で税理士試験の範囲に含まれていない部分があったり、日商では出ないけど税理士では出る部分があったりしました。
簿記論だと1級のスピードでは足りなかったり、財務諸表論の表示関係は1級ではほとんど出なかったりするので、そのバランスを取って、なおかつ基礎的な論点をはずさないように勉強するのが難しかったです。

渡邉先生:そうすると11月に1級に受かって1月から税理士の勉強をする場合には、簿・財同時ではなく、どちらかにしぼるという選択肢もあるということかな。

根本さん:でも簿記論と財務諸表論では計算については同じようなことをやるので、一緒に勉強した方が効率的ですし、狙えるなら狙ったほうがいいと思います。

渡邉先生:たしかに簿財同時に勉強したいという学生は増えていますよね。教える側もブレーキをかけてはいけないのかもしれませんね。

☆大塚さん:1日のなかで息抜きの時間は作っていましたか。

◎根本さん:僕は息抜きする暇がなかったです(笑)。

◎風間さん:僕も早く帰って寝るくらいでした。

◎小倉さん:友達と遊んだり家族としゃべったりしていました。話すのが好きだし、勉強中は孤独が一番つらいので、会話をするようにしていました。話をすると気持ちが楽になります。

◆渡邉先生:自分の殻にこもらないことは大事ですね。友達でもいいし、我々教員にでも、話をするようにするといいですね。
学習計画の話に戻りますが、例えば1週間の予定を余裕をもって決めるのか、きっちり守るのか、という点についてはどうですか。

◎小倉さん:1週間でやる予定の課題があるとして、やさしければ早く終わらせるし、難しければ1週間かける、というように自分はしていました。
言われたままでなく、自分で判断することが大事だと思います。

◎風間さん:自分は計画を立てないようにしていました。終わらせることが目的ではないので、理解することを重視していました。
短期的に予定がずれても最終的に帳尻があえばいいと思っていました。

◎根本さん:あまり先のことを考えずに目先の課題をこなしていけば、結果的に計画に合うと思ってやっていました。

☆宇佐美さん:1日にどれくらい勉強していましたか。

◎小倉さん:週に2、3日は税理士法人でバイトもしていたので、バイトの日は早く出勤して始業までの2時間勉強して、バイトの後は勉強せずにすぐに寝ていました。空いている日は朝早く学校に来て、12時間は勉強していました。

◎風間さん:自分もバイトをしていましたが、終わった後に2、3時間勉強していました。休みの日は9時5時でやっていました。

◎根本さん:3つやっていたので、可能な限り時間は気にせずに勉強していました。

☆杉山さん:勉強を休む日は作っていましたか。作っていたとしたら、その日は何をしていましたか。

◎小倉さん:メリハリが大事だと思っているので、やらないと決めた日は、まったくやりませんでした。
そういうときはスポーツをしたり、本を読んだり、出かけたりしていました。

風間さん:休みは作らなかったです。毎日やる前提で、本当にやる気のない時はやらない、っていう感じでした。

根本さん:僕も風間くんと同じです。

◆渡邉先生:これは人それぞれで、休みを入れたくない人もいるし、休みを入れながらやりたい人もいるんですね。
あとは家のこととか、大学の課題とか、試験勉強以外で突発的に起こることもあるから、それを想定して予定を設定しておくと、時間が余ったときに自分のやりたいことができていいと思います。

次は具体的な勉強の方法についてお聞きします。


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