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渡邉 圭
前回解説したように、大事なものは細かく表示、重要でないものは簡単に表示します。
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1ヵ月の食費を調べるとして、生活の中で密接なものは詳細に表示します。
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チョコやポテチ等のお菓子を月に少量しか買わないとしたら、簡単にまとめて表示します。
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詳細に表示するか、簡単に表示するかは支出の多さ等で判断します。
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重要性が高いか低いかは、利害関係者の判断を誤らせないかどうかで決定します。具体的には、金額の大小で判断する「金額の重要性」と、取引の内容等で判断する「科目の重要性」という判断基準があります。
たとえば、貸借対照表に「その他の資産」の表示科目があり、その金額が1,000,000円だったとします。そのうち、900,000円が長期貸付金で、資産全体の金額の中で割合も高ければ、「その他の資産」と区別し「長期貸付金」として表示を行う必要があります。