税理士試験Q&A ―税理士になるには?

珈琲を飲んで試験勉強

「税理士」に興味をもってはいるものの、「税理士試験」のことをよく知らない、何から手をつければよいのかわからない…などと思っている方もいると思います。それもそのはず。「税理士」になるには、いくつかの手段があるのです。

ここでは、「税理士試験」についてQ&Aで疑問を解消していきます。

税理士試験のギモン

「将来は独立開業して自分の力で稼ぎたい」、「今より条件のよい職場で働きたい」、「手に職をつけたい」など、税理士に興味をもった理由はそれぞれだと思います。税理士という職業については、ある程度ご存知の方も多いはず。
そこで、ここでは税理士試験についてご紹介していきます。すでにご存じの方も、少々お付き合いください。知らなかった発見があるかもしれませんよ。

Q1 「税理士」になる方法は?

まず、税理士になるには、3つの方法があります。1つ目は、税理士試験(5科目または一部免除)に合格する方法です。これが、もっとも一般的な方法だと思います。5科目合格といっても、5科目全部に合格するか、大学院にいって会計科目・税法科目の一部免除を受けて5科目合格とする方法などがあります。大学院進学については、2019年10月号の第2特集「税理士になるための「大学院」ルートとは?」で詳細に取り上げているので、ぜひご覧になってください!

2つ目は、公認会計士あるは弁護士の資格を有することです。これらの資格は、それぞれの試験に税務に関する内容が含まれているため、要件をみたし税理士登録をすれば「税理士」を名乗ることができます。

3つ目は、税務署等で国税従事者として勤務した経験があることです。税務署OB税理士といわれ、一定年数以上国税庁や税務署に勤めた税金のスペシャリスト! 国の財政基盤を支える仕事に勤務したのち、要件を満たせば税理士試験を免除されます。

Q2 税理士試験っていつ行われるの?

税理士試験は年に1回、例年8月に行われ、連続3日間で実施されます。2019年の第69回試験は8月6日(火)~8日(木)に行われました。来年2020年の第70回試験は、東京オリンピックの影響もあって、8月18日(火)~20日(木)の実施が予定されています。

 例年に比べて10日以上実施が遅いので、スタートダッシュが遅れてしまっている人も、挽回するチャンスがありますね!

 税理士になるまでの大まかな流れは、下の図表のとおりです。


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