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- <連載3>税理士試験・会計士試験・簿記検定 重要論点「有形固定資産」集中ゼミ(第34回)ー復習:有形固定資産の取得原価
穂坂 治宏(税理士)
「有形固定資産」の学習お疲れ様でした。
ここでは有形固定資産の取得原価について復習していきましょう!(全8問)
Q1 購入した固定資産の取得原価は,( ① )に付随費用を加算した金額である。★
A
① 購入代価
*連続意見書 第三 第一 四1
Q2 自家建設した固定資産の取得原価は,適正な原価計算基準に従って算定した( ① )である。借入金の利子は財務費用であり,原則として取得原価に算入しないが,資産の使用開始( ② )までの期間に対応する部分に限り,費用収益対応の原則を根拠として取得原価に算入できる。★★
A
① 製造原価
② 前
*連続意見書 第三 第一 四2
Q3
① 資産の本質にてらせば,( ① )で評価額が異なるのはおかしい。
② 借入金と資産の( ② )が不明確だと,利子を加算すべき資産とその金額を特定できない。★★
A
① 取得原資
② 対応
Q4 現物出資により受け入れた固定資産の取得原価は,対価として交付した( ① )の公正な評価額と( ② )の公正な評価額のうち,より高い信頼性をもって測定可能な金額である。★
A
① 株式
② 受入資産
*SO基準15
Q5 自己所有の有形固定資産と交換により同種資産を取得した場合は,投資が継続しているため,譲渡資産の適正な( ① )を取得資産の取得原価とする。★★
A
① 簿価
*連続意見書 第三 第一 四4
Q6 自己所有の有形固定資産と交換により異種資産を取得した場合は,投資が継続していないため,いったん時価で譲渡し,同額で取得したものとした場合の譲渡資産の適正な( ① )を取得資産の取得原価とする。★★
A
① 時価
*連続意見書 第三 第一 四4
Q7 同種・同用途資産の交換では,交換後も投資が( ① )し,利益が実現しているとはいえない。異種資産の交換では,投資が清算され,過去の投下資金が回収されて利益が( ② )したといえる。★★
A
① 継続
② 実現
Q8 贈与その他無償で取得した有形固定資産の取得原価は,支出額がゼロなら取得原価もゼロとの考え方と贈与時点での時価に代表される公正な評価額による考え方がある。資産の本質に合致するのは( ① )である。★★
A
① 公正な評価額
*連続意見書 第三 第一 四5
〈執筆者紹介〉
穂坂 治宏(ほさか・はるひろ)
税理士試験の簿記論と財務諸表論の受験指導をしている税理士。ネットスクールで簿財(標準)を担当。本誌「会計人コースWEB」への執筆も多数。著書に『ど素人でもわかる簿記・経理の本』(翔泳社)などがある。
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「資産の評価は原価か、時価か-混合測定という考え方」「リサイクリングは何がわかりにくいのか?」など、受験生が理解しにくい論点などの解説が掲載されています。
*本連載は、会計人コース2020年6月号付録「スリー・ステップ式財表理論パーフェクトNavi2020」の一部を再構成したものです。