「つぶ問」は、『会計人コース』2018年9月号~2019年8月号の連載「税理士試験 独学合格プロジェクト」簿記論・財務諸表論に連動してTwitterで週1回配信した問題です。「粒ぞろいな問題」を「つぶやく」ことから、「つぶ問」とネーミングしました。
合格には、勉強をしない日を作らないことと、スキマ時間を活用することが大切です。「つぶ問」は簿・財それぞれ平日1問ずつ更新していきますので、ペースメーカーとしてご活用ください<1‐1~11‐4(最終)>。
【問題】
以下は、企業会計基準第22号「連結財務諸表に関する会計基準」において規定されている、「連結財務諸表作成における一般原則」の抜粋である。これに関する各問に答えなさい。
a.連結財務諸表は、企業集団の財政状態、経営成績およびキャッシュ・フローの状況に関して( A )を提供するものでなければならない。
b.連結財務諸表作成のために採用した基準および手続は、毎期( B )し、みだりにこれを( C )してはならない。
c.連結財務諸表は、企業集団の状況に関する判断を誤らせないよう、( D )に対し必要な財務情報を( E )するものでなければならない。
d.連結財務諸表は、企業集団に属する親会社および子会社が一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠して作成した個別財務諸表を基礎として作成しなければならない。
(問1)
上記a~dの各原則の文章中の空欄にあてはまる語句を答えなさい。
(問2)
上記a、bおよびcの原則の名称を答えなさい。
(問3)
上記dの原則は、個別財務諸表基準性の原則と呼ばれるが、この原則には2つの意味があるとされる。それぞれどのような意味か説明しなさい。(120字程度)
(問4)
個別財務諸表基準性の原則に関わらず、現行制度上、個別財務諸表と連結財務諸表とでは、取扱いが異なる項目が存在する。どのような項目(または取扱い)が挙げられるか、簡単に説明しなさい。(120字程度)