
長島 正浩(千葉経済大学短期大学部 教授)
【編集部より】
「財務会計のセンスが身につくプチドリル2027」は財務会計論の基礎固めと学習のペースメーカーに役立てていただけるように、平日1日1問掲載する連載です。スキマ時間の学習にぜひご活用ください。
*本連載は『会計士・税理士・簿記検定 財務会計のセンスが身につくプチドリル』(2022.08~2023.07掲載)の改訂版です。
連載のねらい
本連載は、公認会計士・税理士・日商簿記検定などの難関資格を目指す受験生を対象に、財務会計論の確固たる「基礎力」と「会計センス」を養うことを目的としています。
難関試験を突破するには、単なる丸暗記ではなく、会計基準の趣旨や計算の根底にある思考プロセスを正しく理解することが肝要です。大きくとらえると「認識と測定」(Recognition and Measurement)すなわちどの財務諸表のどこに何という科目で記載し、金額をいくらで評価するのかという問題に尽きます。本ドリルでは、最新の会計基準の改正等を反映した良質な演習問題を「1日1問」のコンパクトな形式で提供します。毎日一歩ずつ無理なく問題に取り組むことで、日々の学習の「ペースメーカー」として活用しながら、試験で問われるアウトプットの地力を養成していきます。
主要な27テーマを網羅し、各問題には関連する会計基準や『財務会計講義<第27版>』(桜井久勝、中央経済社)の参照先、解説コメント(ちょっとふざけた)を付記しました。スキマ時間を有効活用して日々の演習を習慣化し、どんな問われ方をしても揺らがない「財務会計のセンス」を着実に身につけ、そしてその身につけたセンスに磨きをかけていきましょう。
問題(空欄補充)
金融資産とは、( ① )、受取手形、売掛金及び貸付金等の( ② )、株式その他の出資証券及び公社債等の( ③ )並びに先物取引、先渡取引、( ④ )、スワップ取引及びこれらに類似する取引(「デリバティブ取引」という)により生じる正味の債権等をいう。 金融負債とは、支払手形、買掛金、借入金及び社債等の( ⑤ )並びにデリバティブ取引により生じる正味の債務等をいう。

解答・解説
金融資産とは、( ① 現金預金)、受取手形、売掛金及び貸付金等の( ② 金銭債権 )、株式その他の出資証券及び公社債等の( ③ 有価証券 )並びに先物取引、先渡取引、( ④ オプション取引 )、スワップ取引及びこれらに類似する取引(「デリバティブ取引」という)により生じる正味の債権等をいう。
金融負債とは、支払手形、買掛金、借入金及び社債等の( ⑤ 金銭債務 )並びにデリバティブ取引により生じる正味の債務等をいう。
*金融商品会計基準4項、5項
『金融資産・金融負債・デリバティブ取引を総称して金融商品という』(52項)
<構成(予定)>
1 金融商品会計
2 棚卸資産会計
3 固定資産の減損
4 リース会計
5 ソフトウェア会計
6 研究開発費会計
7 繰延資産
8 退職給付会計
9 資産除去債務
10 収益認識会計
11 税効果会計
12 ストック・オプション会計
13 自己株式
14 準備金の減少
15 純資産の部の表示
16 株主資本等変動計算書
17 企業結合会計
18 事業分離会計
19 連結会計
20 包括利益
21 外貨換算会計
22 キャッシュ・フロー計算書
23 一株当たり当期純利益
24 後発事象・会計上の見積り
25 過年度遡及会計
26 概念フレームワーク
27 企業会計原則・一般原則
〈執筆者紹介〉
長島 正浩(ながしま・まさひろ)
千葉経済大学短期大学部 教授
東京大学大学院法学政治学研究科修士課程修了。簿記学校講師、会計事務所(監査法人)、証券会社勤務を経て、専門学校、短大、大学、大学院において非常勤講師として簿記会計や企業法を担当。その後、松本大学松商短期大学部准教授、茨城キリスト教大学経営学部教授を経て、現在に至る。この間40年にわたり、簿記検定・税理士試験・公認会計士試験の受験指導に関わっている。










