【会計士合格体験記】学習期間1年3カ月の短期&総合50位以内の好成績&5→8で在学中一発合格!


石井敢太
(20歳・慶應義塾大学商学部3年)

<受験情報>
学習スタイル:CPA会計学院
受験歴:短答式(令和4年5月)→論文式(令和4年8月)
▶︎トップ画像は受験勉強で使用していた教材 (本人提供)

大学2年生から公認会計士を目指す

公認会計士になろうと思った理由は大きく分けて2つあります。
1つ目は、「簿記を職業に活かしたい」と思ったからです。
大学に入学するまで、僕は公認会計士や簿記について全く知りませんでしたが、1年生の時に大学の講義で簿記を知り、その面白さに魅了されるとともに、もっと簿記について深く知りたいと思いました。
はじめは簿記検定1級を目指そうと考えたのですが、公認会計士になれば収入も安定するし、簿記も仕事で使えると聞いて、公認会計士になろうと決意しました。

2つ目は、就職したい職業が決まっておらず、「早く目標を決めたい」と思ったからです。
公認会計士がどんな職業なのかを知るまで、僕には将来の願望が全くありませんでした。しかし、大学2年生になり、そろそろ就活について考えないとまずいと焦り始めた頃、公認会計士という今の自分に最も向いている職業の存在を知り、「僕の就活は公認会計士試験に合格することだ」という衝動的に覚悟を決めました。

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受験期間中の3つのMyルール

試験勉強を始めた2021年の5月以来、3つのマイルールを決めていました。
1つ目は、「予定のある日以外は必ず専門学校の自習室に通うこと」です。
僕は家で勉強しようとすると、すぐ集中力が切れて、ベッドに寝てスマホを触ってしまう癖があったので、家勉は絶対できないと思いました。そのため、アルバイトや大学の講義など、他の予定のある日以外は必ず自習室に行って勉強するようにしていました。
夜型の人間なので、朝は10時~11時ぐらいに行き、夜9時~10時ぐらいまで自習室に籠ってました。

2つ目は、「専門学校の講義をスケジュール通りに受けること」です。
僕の通っていたCPA会計学院には、「入門講義」と「レギュラー講義」と呼ばれる初学者向けのインプット講義が全部で160講義ほどありました。しかも、1講義は約3時間です。これらの講義を全部見終わるためには絶対にペースに乗り遅れてはいけないと思い、講義のスケジュール通りに必ず受けていました。

3つ目は、「答案練習(以下、答練)を必ず受けること」です。
答練とは、数回の講義終了後に実施されるテストのことですが、この答練を毎回必ず受けるようにしていました。自分がどの程度理解しているかを確認するためには答練を受けることが必須です。
勉強していても、答練でいい点を取れなければ全く意味はないので、勉強中は必ず「答練で満点をとる」という気持ちで勉強していました。また、間違えた問題の復習もぬかりなく行っていました。

短期合格かつ好成績の秘訣

公認会計士試験合格者としての僕の誇りは、「短期合格かつ好成績」だという点にあります。公認会計士試験に合格するための勉強時間は平均3,000時間、年でいえば2~3年と言われています。

しかし、上述のとおり、僕は2021年の5月に勉強を始め、2022年5月の短答式試験、そして同年8月の論文式試験に合格しています。つまり、1年3か月での合格になります。

また、短答式試験の総合得点は500点満点中455点(うち財務会計論は満点)、論文式試験は受験者4,067人中総合50位以内という成績を収めました。

なぜ、このような結果を出せたのかについて、僕なりに分析してみました。
まず、「計算科目が安定していた」という点が考えられます。短答式・論文式ともに、計算で得点できないと致命傷になってしまいます。そのため、勉強を始めたばかりの方や計算を苦手としている方は、まず計算の勉強に集中するべきだと考えます。

実際に僕がしていた計算の勉強方法は、次のようなサイクルです。
①講義を見て、視聴後すぐに例題と問題集を解く
②翌日も例題と問題集を解く
③翌日から3日後にも例題と問題集を解く
このサイクルを答練実施日まで必ず行っていました。おかげで、答練でもほぼ毎回8割以上の点数をとることができました。

また、「自分で自分をたくさん褒めていた」という点もあげられます。一見ばかばかしく思えますが、公認会計士試験のような長丁場の受験勉強においてモチベーションの維持は欠かせません。僕は答練を受けて点数が出るたび、毎回自分自身と向き合っていました。

そして、目標点を取れたときは心の中で盛大に自分を褒め、取れなかったときは「1回ぐらい仕方ないよ」というふうに励ましていました。
もちろん目標点をとるためにはそれなりに勉強しなければなりませんが、答練の結果をどう捉えるかで今後の勉強の姿勢やモチベーションにも変化が出てくると思います。

あきらめずに、地道に、コツコツ

公認会計士試験の勉強を続けていく過程で、たしかにつらいことや苦しいことも度々ありました。ですが、合格できた時の喜びや清々しさは、そういったつらさや苦しみをすべて忘れさせてくれるほど大きく、かけがえのないものです。

あきらめずに地道にコツコツ勉強していれば必ず合格できます。自分を信じてがんばってください! 少しでも僕の記事が受験生の皆さまのお役に立てれば幸いです。

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