連載|税理士・会計士・日商1級 Quizuで簿・財:基礎力チェック!(第11回)ー棚卸資産会計基準③


穂坂 治宏(税理士)

☆連載のねらいはこちら

問題 棚卸資産会計基準③

仕入から控除されないのはどれか?

① 商品に傷があったための代金減額
② 買掛金の早期支払いのための代金減額
③ 大量の仕入れによる代金減額
④ 仕入数量と注文数量の相違による代金減額

解答・解説

*②が仕入割引であり、仕入取引とは異なる代金の決済に関する取引から生ずる財務収益であり、営業外収益として処理されます。

①が仕入値引、③が仕入割戻、④が仕入返品であり、いずれも仕入から控除します。

◎復習しましょう!(バックナンバー)
第1回 金融商品会計基準①
第2回 金融商品会計基準②
第3回 金融商品会計基準③
第4回 金融商品会計基準④
第5回 金融商品会計基準⑤
第6回 金融商品会計基準⑥
第7回 金融商品会計基準⑦
第8回 金融商品会計基準⑧(復習)
第9回 棚卸資産会計基準①
第10回 棚卸資産会計基準②

〈執筆者紹介〉
穂坂 治宏(ほさか・はるひろ)
税理士試験の簿記論と財務諸表論の受験指導をしている税理士(簿財法所消)。ネットスクールで簿財(標準)を担当。月刊誌「会計人コース」(現在は休刊)への執筆も多数。著書に『ど素人でもわかる簿記・経理の本』(翔泳社)などがある。

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note
「資産の評価は原価か、時価か-混合測定という考え方」「リサイクリングは何がわかりにくいのか?」など、受験生が理解しにくい論点などの解説が掲載されています。

*本連載は、「会計人コース」2019年3月号「忙しくても〈簿・財〉電卓いらずのちょい解きエクササイズ67」を大幅に加筆修正したものです。


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