【税理士試験】知っていると安心! 本試験でのプチハプニング回避術


編集部

いよいよ税理士試験まで残り数週間となりました。

本記事でご紹介するのは、本試験にまつわるプチハプニングとその回避術です。

考えただけでゾッとするという方もいらっしゃるかもしれませんが、怖がらずにぜひ読んでおきましょう。知っておくだけでもずいぶん違うはずです。

皆さんにはこういったハプニングに遭遇することなく、本試験を迎えてほしい。万一、ハプニングに見舞われたときでも乗り切ってほしい。そういう思いで最後にしっかりとアドバイスをします。

準備を万全にして、本試験当日を迎えましょう!

Q あなたが注意すべきハプニングはどれ!?

1つでも当てはまったら、チェックしましょう!

<準備編>
□ 今年、はじめて受験する。
□ 試験会場は、はじめて訪れる場所だ。
□ まだ本試験の準備をしていない。

プチハプニング1
 プチハプニング2
 プチハプニング3
 をすべてCheck

<行動編>
□ どちらかといえば、夜型の生活だ。
□ 待ち合わせにはいつもギリギリだ。
□ 方向音痴だ。

プチハプニング1をCheck

<持ち物編>
□ 模試等で忘れ物をしたことがある。
□ 普段、時計を身につけていない。
□ いつも荷物が多い。

プチハプニング2をCheck

<体調編>
□ 冷房が苦手だ。
□ 熱中症になったことがある。
□ 環境や周りの人に影響されやすい。

プチハプニング3をCheck

【プチハプニング1】遅れる!を防ぐ

本試験に遅れる理由ベスト3をあげるとすると、寝坊・交通遅延・迷子といったところではないでしょうか。遅れるとどうなるのでしょう? 税理士試験の受験案内(6 受験心得)には次のように書いてあります。

……着席時刻までに着席していない場合は、受験を拒否することがあります。おって、着席後、自分の受験番号の席に着席しているかどうか、必ず確認してください。誤った席に着席している場合は、欠席扱いとなる場合があります。

つまり、遅刻は厳禁。何が何でも「遅れない」ための対策が必要です。

回避術

◆寝坊

目覚まし時計はもちろん、どうしても心配な人は、家族や友人にモーニングコールを頼んでおくなどの対策をとりましょう。夜ふかし気味の受験生は、なるべく早く朝型の生活リズムに整えておくこと。

◆遅延~交通機関の乱れ

天候や事故、交通機関のトラブルなどは予測不可能です。余裕をもって会場に向かう、これに限ります。念のため、乗換検索等を使って複数の経路を確認しておきましょう。

会場の近くに前日から宿泊するという受験生も多くいらっしゃるようです。遠方の場合はこういった対策をとるのも1つの手かもしれません。

◆迷子

「自分が迷子なんて…」と思っている人ほど危ないのがこれ。会場の最寄り駅から会場までの地図はもちろん、会場内の地図も確認しておきましょう。

会場である大学までは無事到着したものの、キャンパス内で迷ったという声も聞きます。

できれば、当日までに一度会場に行っておくほうが安心です。どうしても難しいときは、しっかりと下調べをしておきましょう。

To Do List

必要に応じて自分でリストを付け加えましょう!

□ 朝型の生活にする。
□ 模試や過去問を本試験と同じ時間帯に解いてみる。
□ 乗換検索で複数の経路をチェックする。
□ 余裕をもってタイムスケジュールを組む。
□ 会場までの地図、会場周辺の地図を用意する。

【プチハプニング2】忘れる!に対処する

「まさか!」と思いがちな忘れ物をあげておきます。すぐに調達できないものは、今のうちに揃えましょう。

□ 受験票
□ 電卓
□ 筆記具
□ 時計

なお、令和3年度からホチキスの持込みが禁止されているので、これまで使ってきたという方は注意してください。

ところで、受験票を忘れたらどうなるのでしょうか? 税理士試験の受験案内 (6 受験心得)にはこう書いています。

……受験の際は必ず受験票を持参し、試験中は試験官に見えるように机上に置いてください。なお、受験票を持参していない者は受験できません。

回避術

◆紛失

受験票を紛失した場合には、期間内であれば再発行できます。税理士試験の受験案内 (6 受験心得)によると、期間は令和3年7月20日(火)~8月13日(金)です。受験を申し込んだ国税局等に事前に電話で連絡のうえ、身分証明書類を持参して再交付の申請を行います。郵送による受験票の再交付は行っていないので注意が必要です。

◆当日に忘れた

受験票を当日忘れた場合には、受験案内によると收済措置はないようです。絶対に忘れないように!

持ち物リスト

必要に応じて自分でリストを付け加えましょう!

□ 筆記具
□ 電卓
□ 受験票
□ 時計
□ 財布
□ 地図
<あると役立つ物>
□ 小腹が空いたときに食べられるお菓子
□ 教材はノート1冊など絶対に使うものだけ
□ タオル
□ 冷房対策の上着
□ 保冷剤など涼感グッズ

【プチハプニング3】ピンチ!を想定する

試験会場に着いたら一安心。ですが、油断は禁物。たとえば、こんな意見がありました。

机がつながっていて隣の人が動くと揺れた。
机がガタガタして書きにくかった。


また、真夏ならではの問題もあります。

空調が直接あたって、寒かった。
前の受験生の露出が多くて目のやり場に困った。
試験前後は受験生が大勢いて、待機する場所が見当たらなかった。

あまりにもひどい場合は試験官に相談してみてもよいかもしれません。

回避術

◆待ち時間

複数の科目を受験する場合、待ち時間を過ごす場所を考えておくことも大事です。長時間になる場合は廊下などで待つのではなく、タクシーで移動してでも、座って快適に過ごせる場所がよいとのことです。カフェなどの目星をつけておきましょう。

※ 本記事は、会計人コース2014年8月号収録「知っていると安心! 本試験でのプチハプニング回避術」を編集部で再構成したものです。


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