財務会計の理論は奥深く、また面白い!―現在、最も詳しいテキスト『スタンダードテキスト財務会計論』最新14版刊行!


編集部

なぜ本試験では、現行制度・会計基準等以外の考え方について出題されるのか?

財務会計、特に理論の学習についてはテキストに書かれている現行の制度や会計基準等を覚えるもの、という感覚の受験生も多いと思います。

でも、そういう勉強って、面白くないですよね。

かつ、その勉強の仕方をしていると、たとえば以下の税理士試験の過去問などでは「棚卸資産会計基準」で廃止されている後入先出法の考え方が問われており、本試験会場で問題をみた受験生のなかには面食らってしまう人もいそうです。

■第67回税理士試験・財務諸表論〔第1問〕1,(5)

(5) 棚卸資産の払出単価に係る以下の記述から最も適切なものを選び、記号で答えなさい。

ア 在庫品の価格が一貫して上昇している場合、期首と期末の在庫品数量の大小関係にかかわらず、先入先出法による売上原価は、後入先出法による売上原価よりも常に小さくなる。

イ 在庫品の価格が一貫して上昇している場合、期首には在庫を持っておらず、期末に在庫を持っていれば、先入先出法による売上原価は、後入先出法による売上原価よりも小さくなる。

ウ 在庫品の価格が一貫して下落している場合、期首と期末の在庫数量が同じであれば、先入先出法による売上原価は、後入先出法による売上原価よりも小さくなる。

エ 在庫品の価格が一貫して上昇している場合、総平均法による売上原価は先入先出法による売上原価よりも大きくなるが、移動平均法による売上原価は先入先出法による売上原価よりも小さくなる。

このように現行の制度・会計基準で採用されている考え方と異なる考え方は、税理士試験・会計士試験では頻繁に出題されています。

では、なぜこのような出題がされるのでしょうか?

1つの理由として、会計制度・会計基準等は、受験生の皆さんが考えているよりはるかに脆弱な基盤に依っているからだと思われます。

これは、近年何らかの形で毎年会計基準等が新設、改正されることでもおわかりになりますね。

つまり、経済社会の変化に対応し、会計制度・会計基準等も変化するので、税理士・会計士といった実務家はこれに柔軟に対応することが必要になります。

ですので、実務家になるための適性をはかる税理士試験・会計士試験でも、そうした能力が試されているのです。

このような各論点について、現行制度・会計基準等のみならず、採用されていない考え方なども深く解説されているテキストの最新版がこのたび刊行されました!

『スタンダードテキスト財務会計論Ⅰ:基本論点編(第14版)』
『スタンダードテキスト財務会計論Ⅱ:応用論点編(第14版)』

現在最も詳しいテキスト『スタンダードテキスト財務会計論』の特徴は?

オススメする本書の特徴は次のとおりです。

① 現在採用されている会計制度、会計基準の考え方が明快に示されていること。

② それのみならず、現在採用されているものとは異なる考え方(学説)まで示されていること。

→「制度はつねに変化する」という編者の先生の考えのもとで、各論点についてさまざまな考え方が解説されています。

この視点から各論点を学ぶと、表面的な理解ではなく、より深い理解ができ、面白く感じられるのではないでしょうか。

そして、結果として記憶にも残ると思います。

上記過去問の棚卸資産の払出単価の計算方法でいえば、本書ではその考え方のみならず、同じ前提による計算方法別の計算例まで示されており、具体的なイメージがより鮮明になります。

③ 会計基準等、法令との関連性が明確に示されていること。

→根拠規定を明確に示すことにより『会計法規集』などで確認することが容易になり、またその際に前後や結論の背景などもあわせて参照することで、知識・理解が進みます。

とはいえ、本書は500頁を超える分厚さ(しかも2冊)。

「よーし読むぞ!」と張り切って読み始めても途中で挫折してしまうことも多そうです・・・。

そこで、たとえば次のように活用してみてはどうでしょうか?

① テキスト等を読んでいてわからないところを調べる。

② 過去問、答練、模試等の問題を解いた後、テキスト、解説等を読んで理解できなかった論点について辞書的に読み込んでいく。

③ 詳細な索引がついているので、わからない用語が出てきた際は、調べてその前後を読む。

もちろん、これ以外の活用法もあると思いますので、ぜひ本書をもとに財務会計の制度・理論への理解を深めて、得点力をUPさせましょう!


『スタンダードテキスト財務会計論Ⅰ:基本論点編(第14版)』

編著者:佐藤 信彦他
定 価:5,280円(税込)
発行日:2021/04/30
A5判 / 542頁
ISBN:978-4-502-38961-0

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『スタンダードテキスト財務会計論Ⅱ:応用論点編(第14版)』

編著者:佐藤 信彦他
定 価:5,280円(税込)
発行日:2021/04/30
A5判 / 554頁
ISBN:978-4-502-38971-9

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