【税理士合格体験記】祖父に憧れて税理士を目指す。簿・財W合格後、大学院に通いながら消費税法に合格!
- 2026/4/20
- 合格体験記

K(25歳・大学院生(修士課程1年))
【受験情報】
合格科目と合格年:簿記論、財務諸表論(令和5年)、消費税法(令和7年)
学習スタイル:資格の大原(初学者一発合格コース)
▶サムネイルの写真の内容は受験の時に使っていたボールペンと電卓
税理士を目指したきっかけ
私が税理士を目指すきっかけとなったのは、祖父が税理士だったことです。
仕事内容を詳しく知っていたわけではないのですが、「税理士」という職業が身近にあり、自然と将来の選択肢の一つとして意識するようになりました。
そこで、大学の入試が終わってから祖父の助言で簿記3級の勉強を始め、簿記が思っていたよりも楽しく、もっと簿記ができるようになりたい、そして税理士になりたいと思ったのが、本当に税理士を目指そうと思ったきっかけです。
私の学習計画について
私は、日商簿記3級を合格後、日商簿記2級の勉強を続け、大学1年の11月に合格をしました。
その後、大学2年の9月から税理士試験の簿記論、財務諸表の勉強を始め、大学3年(令和5年)の8月の試験で簿記論、財務諸表論に合格することができました。
しかし、大学4年(令和6年)に受験した消費税法は不合格で、その後大学院に進学をし、大学院1年(令和7年)の税理士試験で消費税法に合格することができました。
税法科目と会計科目の違い
消費税法の勉強を始める前は、「財務諸表論でしっかり理論暗記できたから同じ要領で理論暗記していけばいけるだろう」という感覚でいました。
しかし、専門学校の講座が9月から始まってからは、理論が全然覚えられないし、どうやって勉強したらいいのかも分からないという状況になりました。
そもそも税法科目は税法なので、法律を勉強することになります。
ですが、私は今まで一度も法律を勉強したことが無かったため、条文の読み方や構成など何も分からず、初めの方の授業は全然理解できないまま進んでいってしまいました。
なので、法律を勉強したことがないという人は、税理士試験後、専門学校が始まるまでの期間に少しだけでも条文の読み方くらいは勉強しておくべきだと思います。
一年目と二年目の考え方や勉強方法の違い
計算
計算は一年目も二年目も勉強方法については基本的に同じで、専門学校の問題集、模試、外販問題集を解いていました。考え方についても一年目、二年目で基本的なところは同じで、問題を解くスピード上げることと正確性を高めるということを意識していました。
ですが、一年目についてはなかなかスピードが上がらないのに、正答率も低いという状況でした。この原因として、スピードについては、売上や仕入の分類の判断のスピードを上げることが一番重要にも関わらず、問題の解き方などの小手先の対応でスピードを上げようとしたからです。
問題集の解き方に関しても、「同じ問題を何回も解いていたら答えを覚えてしまうから」という理由で、一日に解く問題を少なくして、その代わりに初めから最後までしっかり解答用紙に記入して解くという方法で勉強していました。
二年目は、一年目より必然的に問題を解いている回数が増えているので、勝手にスピードや正答率が上がるというのがありましたが、それよりも問題を解く量が格段に増えました。
一日一題は解答用紙を印刷して、本番と同様に初めから最後までしっかり解いていましたが、その他に計算テキストの基礎的な問題や外販問題集の基礎編などの簡単な問題を付記事項1ページ3分以内に売上や仕入の分類をして紙に書くということをしていました。
これにより機械的に瞬時に判断できるようになりました。
理論
理論については、一年目は暗記することを重視していました。その結果、簡単なベタ書きには対応できるものの、複合問題になると問題の意図が理解できず解くことができませんでした。
二年目は、一年目で基本的な箇所の暗記は出来ていたため、不足している理論の暗記と消費税法の全体像の理解を重視していました。
勉強方法については、1年目は専門学校がまとめてくれている教材を中心に、ほぼそのまま覚える学習をしていました。
そのため、理論同士の「縦のつながり(専門学校でいう1-課税の対象など)」、つまり一つの論点内での理解はできていたものの、「横のつながり」、すなわち複数の論点が絡み合う問題への対応力が不足していました。
2年目は、消費税法全体の理論体系を意識して学習するようにしました。
各論点を個別に暗記するのではなく、「この規定はどこに位置づけられるのか」「他の規定とどのように関連しているのか」を考えながら理解を深めました。その結果、この問題は何を意図して出されているのかを理解できるようになり、複合問題についても徐々に対応できるようになりました。
令和7年の試験を振り返って
私は、専門学校が提示しているボーダーのマイナス5点で合格しました。
それは、理論の解答の際に規定のベタ書きを書かずに「当てはめ」のみで解答を作成したためです。規定のベタ書きを全く書く必要がないという訳ではありませんが、規定のベタ書きが書けていなくても、解答の骨子が合っていれば採点がされているのではないかと思います。
理論暗記を疎かにして合格はできません。ですが、理論を暗記するだけでもいけなくて、解答要素を見抜くための力が必要となると思います。そのために、消費税法全体の理論体系を意識して学習することが重要だと感じました。
大学院との両立
大学院は大学と比べて授業数は少ないが、授業の予習や課題の提出が多く、その予習や課題に追われて、税理士試験の勉強に十分な時間を割けないこともあります。
大学院進学を視野に入れている大学生は、大学院に入ったら思っているより忙しくなるということも視野に入れて、大学在学中にできる限り理論、計算ともに勉強を進めておいた方が良いと思います。
特に理論は一朝一夕で身につくものではないため、早い段階での積み重ねが後々大きな差になると思います。
理論暗記については、ありきたりではありますが、隙間時間の活用が重要だと思います。
電車に乗る際は必ず理論サブノートや理論マスターを開き、頭の中で繰り返し反芻するようにすることで、記憶を定着させることができたと思います。
モチベーションの保ち方
大学院に進学した人は、慣れない大学院の生活と専門学校の模試や答練の時期が被ってしまうため、思い通りに勉強出来ず点数が落ち込むこともあると思います。
モチベーションの保ち方としては、点数に一喜一憂しすぎないことです。
模試や答練の結果が悪いと落ち込むこともありますが、そのたびに気持ちを引きずっていては前に進めないので、モチベーションが下がる時は誰にでもあると割り切り、そんな時でも最低限やるべきことだけは必ずこなすことで結果は必ずついてきます。
最後に
税法科目は、会計科目に比べて経験者が多いためなかなか模試や答練で良い結果が出ないことがあると思います。ですが初学者の人が合格できないという訳ではありません。
最後まで、諦めずにしっかりと勉強し続けた人が勝ち抜ける試験です。
試験勉強をしている時は、とても苦しいと思いますが、自分を信じて最後まで走り抜いて合格を勝ち取りましょう。











