<連載3>税理士試験・会計士試験・簿記検定 重要論点「有形固定資産」集中ゼミ(第37回・完)ー復習:リース会計

集中ゼミ

穂坂 治宏(税理士)

「有形固定資産」の学習お疲れ様でした。
ここではリース会計について復習していきましょう!(全7問)

Q27 ファイナンス・リース取引とは,リース期間の中途( ① )ができず,借手がリース物件からの経済的利益を実質的に享受することができ,かつ,リース物件の使用に伴う( ② )を実質的に負担するリース取引である。★★★

A
① 解約
② コスト
*リース会計基準5

Q28 ファイナンス・リース取引は,その経済的実態が( ① )と同じであり,割賦売買取引との会計処理の比較可能性を考慮して売買処理する。★★★

A
① 売買
*リース会計基準29

Q29 借手は,リース物件の使用収益により( ① )を享受できるためリース資産には資産性があり,リース契約によりリース料を支払う( ② )があるのでリース債務には負債性がある。★★★

A
① 経済的利益
② 義務
*リース会計基準5,概フレ第3章4,5

Q30 リース料から利息相当額を控除して資産計上額を計算するのは,リース料から利息相当額を控除しないと,同一の資産が( ① )とリースとで異なる金額で計上されるためである。★★

A
① 購入

Q31 所有権移転ファイナンス・リース取引は,リース物件の( ① )と同様の取引であり,リース資産の減価償却費は,( ② )の固定資産と( ③ )の方法で算定する。★★

A
① 取得
② 自己所有
③ 同一
*リース会計基準12,39

Q32 所有権移転外ファイナンス・リース取引に係るリース資産の減価償却費は,物件の使用がリース期間に限定されるため( ① )を耐用年数とし,物件の所有権が移転しないため残存価額を( ② )として行う。★★

A
① リース期間
② ゼロ
*リース会計基準12,39

Q33 オペレーティング・リース取引については,通常の( ① )処理に係る方法に準じて会計処理を行う。★

A
① 賃貸借
*リース会計基準15

〈執筆者紹介〉
穂坂 治宏
(ほさか・はるひろ)
税理士試験の簿記論と財務諸表論の受験指導をしている税理士。ネットスクールで簿財(標準)を担当。本誌「会計人コースWEB」への執筆も多数。著書に『ど素人でもわかる簿記・経理の本』(翔泳社)などがある。

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「資産の評価は原価か、時価か-混合測定という考え方」「リサイクリングは何がわかりにくいのか?」など、受験生が理解しにくい論点などの解説が掲載されています。

*本連載は、会計人コース2020年6月号付録「スリー・ステップ式財表理論パーフェクトNavi2020」の一部を再構成したものです。


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