連載 『会計士・税理士・簿記検定 財務会計のセンスが身につくプチドリル』(第118回)ー 資産除去債務⑥


長島 正浩(茨城キリスト教大学教授)

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問題

土地の原状回復費用は?(どう費用計上されるか)

解答・解説

土地に関連する除去費用(土地の原状回復費用等)は当該土地が処分されるまでの間,どのように費用計上するのかが問題となるが,土地の原状回復等が法令又は契約で要求されている場合の支出は,一般に当該土地に建てられている建物や構築物等の有形固定資産に関連する資産除去債務であるため,当該有形固定資産の減価償却を通じて各期に費用配分されることとなる。

*除去債務会計基準45項
『別に土地を減価償却しているわけではないので大丈夫!』

◎復習しましょう!
1.CF計算書
2.一株当たり当期純利益
3₋1.金融商品会計①‐⑦
3₋2.金融商品会計⑧‐⑭
3‐3.金融商品会計⑮‐⑳
4-1.棚卸資産会計①‐⑥
4-2. 棚卸資産会計⑦‐⑫
5‐1.収益認識会計①‐⑦
5₋2.収益認識会計⑧-⑫
6.リース会計①‐⑥
7.固定資産の減損①‐⑩
8.ソフトウェア会計①‐⑥
9.研究開発費会計①‐⑦
10.繰延資産①‐⑦
11.退職給付会計①‐⑥
第113回 資産除去債務①
第114回 資産除去債務②
第115回 資産除去債務③
第116回 資産除去債務④
第117回 資産除去債務⑤

〈執筆者紹介〉
長島 正浩
(ながしま・まさひろ)
茨城キリスト教大学経営学部教授
東京大学大学院法学政治学研究科修士課程修了。簿記学校講師,会計事務所(監査法人),証券会社勤務を経て,専門学校,短大,大学,大学院において非常勤講師として簿記会計や企業法を担当。その後,松本大学松商短期大学部准教授を経て,現在に至る。この間35年以上にわたり,簿記検定・税理士試験・公認会計士試験の受験指導に関わっている。

*本連載は,『会計人コース』2020年1月号付録『まいにち1問ポケット財表理論』に加筆修正したものです。


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