【新春特別メッセージ2022】自分らしく働くために、今すべきこと(公認会計士・藤森恵子)


【編集部から】
新年あけましておめどうございます。
「1年の計は元旦にあり!」ということで、多方面で活躍する会計人の先生方にメッセージをいただきました。
テーマは「自分らしく働くために、今すべきこと」。
メッセージを励みに、新たな気持ちで受験生活のスタートをきってください。
今年も頑張りましょう!

会計士の新しい領域をITベンチャーで創る

あけましておめでとうございます。公認会計士の藤森恵子です。

といっても、私は、いわゆる会計士の仕事はやっていません。

現在、業務効率化およびDX推進コンサルティングを行うITベンチャーを経営しています。

なぜ、会計士がITベンチャー?

会計士といえば、会計のプロ。でも、それだけじゃないということを、是非、知っていただきたい。

適切な財務諸表の作成に大切なのは、適切な業務フローと、その適切な運用。だから、会計士は内部統制監査で、受注、仕入、製造、販売、といった会社の業務フロー全体を、チェックします。

つまり、視点を変えると会計士は成果物である財務諸表のプロであると同時に、作成過程である「業務フローのプロフェッショナル」でもあります。

私はこのスキルを活用して、IT導入に必要な業務整理のアドバイスを行っています。会計士にとっては普通のスキルですが、IT業界においてはレアなので、大きな差別化要素です。

ITに淘汰されるのではなくITの効果を最大化するために、会計士のスキルを活かす!

ただ、忘れてはいけないのは、ベースにあるのは、監査法人時代に培った会計監査のスキルです。

今、目の前にある勉強や仕事をしっかりと突き詰めることが明日につながる。これだけは、間違いないです。

<執筆者紹介>
藤森 恵子(ふじもり けいこ)
早稲田大学理工学部卒業後、戦略系経営コンサルティング会社を経て、有限責任監査法人トーマツ入所。独立後、内部統制構築コンサルティングに携わる。2018年 ITベンチャーASIMOV ROBOTICS株式会社を設立、代表取締役就任。デジタル庁有識者委員、日本公認会計士協会東京会中小企業支援対応委員会委員、サイバー大学 IT総合学部「RPA入門」客員講師を務める。

ASIMOV ROBOTICS株式会社ホームページ


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