【新春特別企画! 税理士・会計士に聞く“これからの働き方”】コンピュータでは生み出せない価値を創る(公認会計士・小澤圭都)


ジャパン・ビジネス・アシュアランス株式会社 公認会計士
小澤 圭都

【編集部から】

あけましておめどうございます。

2021年は合格の年ですね♪

1年の計は元旦にあり! ということで、第一線で活躍する会計人の先生方にメッセージをいただきました。


あけましておめでとうございます。会計士の小澤圭都です。

これからはコンピュータにはできない働きをしましょう。

ビッグデータやAIの普及によって、会計人の働き方が大きく変わろうとしています。

単純作業は機械に任せ、私たち人間は広い視野で専門的判断を下す、そんな協働の未来が実現しつつあります。

コンピュータはすでに、膨大な単純作業を即座に処理し、大量のデータから自ら規則を発見することすら可能です。

そのような状況において私たち人間に求められるのは、コンピュータにはもてない多角的視点で判断を下し、未知の事象に対して合理的な結論を導くことです。

このような「人間的な」働きを実現するには、逆説的ではありますが、コンピュータにも行えるような基本的な設問による訓練が不可欠です。

簡単な事例から会計処理の原則や結論の背景を学び取ることで、会計基準や税法には載っていない事象への対応力が身につきます。

そういった対応力こそ、コンピュータには真似のできない、私たちにしか創り出せない価値なのです。

<執筆者紹介>
小澤 圭都(おざわ・けいと)
大手監査法人にて金融機関の監査業務、金融商品評価の内部専門家業務、コンサルティング業務に従事。2016年よりジャパン・ビジネス・アシュアランス株式会社にて、上場企業向け決算支援、ITツールを活用した業務改善などの会計コンサルティング業務に従事している。


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