速くて正確な操作が可能になる! 電卓のブラインドタッチ練習法


土屋恵李
(税理士)

私は簿記3級から勉強を始め、簿→財→法に合格し、大学院に通って税理士資格を取得しました。記事のタイトルである電卓のブラインドタッチですが、簿記3級の勉強を始めた当初から知っておけばよかったと感じているものです。

そこで今回は、ブラインドタッチの必要性ややり方をお伝えします。ブラインドタッチをマスターすることで、電卓を「速く」「正確に」操作できるようになり、試験合格へも近づきます。ぜひブラインドタッチを身につけましょう!

電卓は利き手じゃないほうがお得かも!

ブラインドタッチは利き手ではないほうの手ですることをオススメします。勉強を始めたばかりの方は、利き手で操作する方が大半だと思います。しかし、その場合、電卓を操作するたびにペンを置かなければならず、無駄な動きが多くなってしまいます。

ペンを持ちながら電卓を打つ方法もありますが、指の動きが制限されてしまうので早打ちは難しくなります。

利き手ではないほうの手でブラインドタッチすることで、利き手でペンを持ったまま問題文をペン先で追えたり、用紙に書き込めたりするので、無駄な時間が減り試験時間を有効に使えるようになります。

電卓の打ち方を身につけよう

ブラインドタッチの方法は、使う指の数によって「3本指法」「4本指法」「5本指法」などがあります。

私はすべての指を使う5本指法をオススメしますが、自分に合っている方法で大丈夫です。どの方法でも、「このキーは絶対にこの指で」といった絶対的なルールはありません。ブラインドタッチで重要なのは、最初にどの指で打つのかを決めたら、それを守ることです。

ここでは、CASIOの電卓を使用し、左手の5本指法を紹介します。

まずは、ホームポジションの確認です。ホームポジションとは、計算を始める前の、指を置く最初の位置のことです。薬指を「4」、中指を「5」、人差し指を「6」に置きます。電卓の「5」には小さな突起がついていますので、この突起を中指で確認することで、電卓を見ずにホームポジションのセットが行えます。パソコンのキーボードでいう「F」や「J」のようなものです。

次に、手をホームポジションにセットしたら、これが計算の始まりになるので、「AC」キーを最初に押すクセも身につけておきましょう。私の場合、左手の小指で「AC」キーをトントンと2回たたくのが癖になっています。(1回だけだと、ちゃんとオールクリアになったか不安なので…。)

ブラインドタッチを円滑にする練習をしよう

どのキーをどの指で打つか決めたら、さっそく練習してみましょう。利き手ではないほうの手で打つのがはじめての方は、まずは電卓を見ながらでいいのでその感覚に慣れてください。そこからゆっくりでいいので、正確さを心がけてブラインドタッチができるようになりましょう。速く打てるようになるためには、下の練習を時間を計りながらするのがオススメです。徐々にタイムを短くしていくと効果的です。

【横の練習】
1 2 3 4 5 6 7 8 9 + 9 8 7 6 5 4 3 2 1=1,111,111,110

【縦の練習】
1 4 7 2 5 8 3 6 9 + 9 6 3 8 5 2 7 4 1=1,111,111,110

【斜めの練習】
1 9 2 8 3 7 4 6 5 + 9 1 8 2 7 3 6 4 5=1,111,111,110

【0の練習】
1 0 + 2 0 + 3 0 + 4 0 + 5 0 + 6 0 + 7 0 + 8 0 + 9 0 - 9 0 -8 0 -7 0 -6 0 -5 0 -4 0 -3 0 -2 0 -1 0 =0

【00の練習】
1 00 + 2 00 + 3 00 + 4 00 + 5 00 + 6 00 + 7 00 + 8 00 + 9 00 - 9 00 -8 00 -7 00 -6 00 -5 00 -4 00 -3 00 -2 00 -1 00 =0

【小数点の練習】
1.1 + 2.2 + 3.3 + 4.4 + 5.5 + 6.6 + 7.7 + 8.8 + 9.9 - 9.9 - 8.8 - 7.7 - 6.6 - 5.5 - 4.4 - 3.3 - 2.2 - 1.1 =0

【×÷の練習】
1 × 2 × 3 × 4 × 5 × 6 × 7 × 8 × 9 ÷ 9 ÷ 8 ÷ 7 ÷ 6 ÷ 5 ÷ 4 ÷ 3 ÷ 2 ÷ 1 =1

日々の勉強前のルーティンとして練習を取り入れると、あっという間に上達しますよ!

さいごに

ブラインドタッチの上達には電卓選びも大切です。「安いから」などの理由で電卓を選んでいませんか?

電卓の値段にはピンからキリまでありますが、少し奮発して良いものを購入されることをオススメします。CASIOからは「本格実務電卓」、SHARPからは「実務電卓 経理使用」という、早打ちや使い心地を追求したプロ仕様の電卓が発売されています。少々値は張りますが、安価なものと比べるとキータッチの感触が全然違いますし、良い電卓を打つと自信にもつながります。

しかも、仮に10年使うことを想定して減価償却していくと、年間の負担は1,000円いかない程度。合格するための費用としては安いですよね。電卓は試験を一緒に乗り切る相棒です! ぜひ心強い相棒を手に入れてください。

〈執筆者紹介〉
土屋恵李(つちや・えり)
税理士
簿・財・法に合格後、働きながら大学院に通い税理士資格を取得。2018年11月独立開業。税務の知識だけでは税理士として通用しないことに危機感を覚え、平日は正社員として一般企業で法務・財務の仕事をし、土日に自宅で税理士業務をしている。 “複業”税理士として働きながら、日々、知識と経験を深めていくことを目標にする。
Instagram:@eri.t_tax

※ 本記事は、会計人コース2019年10月号「計算が2倍速くなる! 電卓力アップ講座 Ⅱブラインドタッチ練習法」を再編集したものです。


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