-簿記の学習では、理解が優先か、暗記が優先かがよく話題になります。どちらを優先させるべきでしょうか?
簿記には、仕訳のルールや勘定科目、その他にも独特の専門用語や独自の表などが多く、おぼえなければならないことは少なくありません。
その意味で簿記は暗記科目といわれることもあるようです。簿記でおぼえなければならないことが多いのは事実です。
また、試験を暗記で乗り切ったという話を耳にしたことがある人もいると思います。
ですが、1つだけ知っていてほしいことがあります。
それは簿記の学習の中心に“仕訳のルール”があることです。
個々の取引の仕訳をただ覚えるだけでは、本当の実力はつきません。
-理想的な簿記の学習方法は?
具体的な取引の仕訳は、取引のしくみを理解し、これに簿記の基本的なルールを重ねて処理を考えるスタイルの勉強方法がよい結果にはつながりやすいのです。
勉強方法は人によりさまざまです。
あまり型にはめず、それぞれにあった方法をとるべきでしょう。
しかし、簿記の学習の中心に仕訳があることは間違いありません。簿記では、入口で暗記に近い学習が必要です。
ただし、すべてを暗記でこなしてしまわないように注意しましょう。
そして、くどいですが仕訳のルールをおろそかにしてはいけませんよ。
○オススメします!
穂坂先生が執筆している『新・なるほど合格塾日商簿記3級(第2版)』は、以下の特徴があります。
① 簿記は「仕訳にはじまり仕訳に終わる」といわれるほど、仕訳が大切。 本書では、暗記に頼らない「仕訳のルール」をしっかり身につけることを目標に重点的に解説しています。
②本書は、1文を1行もしくは2行におさえており、また専門用語を丁寧に解説しています。わかりやすさは類書と比べて際立っています!
③全体のボリュームをコンパクトにしました。これは、重要な点をよりクリアにするためと早く全体をまわしてほしいためです。
④本書は「テキスト+問題集一体型」になっており、理解度チェック・チャレンジ問題など問題は豊富に盛り込まれています。これで学習時間が短縮できるハズ!
⑤本書は「すぐに役立つ」勉強法のコラムが充実!
3級を受験される方は、本書で上記の読み方を実践してみましょう!
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〈執筆者紹介〉
穂坂 治宏(ほさか・はるひろ)
税理士 受験指導に情熱を燃やすカリスマ講師
これまで簿記論・財務諸表論の合格者を多数輩出。主な著書に『新なるほど合格塾 日商簿記3級』『同・2級商業簿記』『同・2級工業簿記』(中央経済社)、『税理士財務諸表論 穂坂式つながる会計理論』(ネットスクール)などがある。