【税理士合格体験記】ゼミの先生の薦めで税理士を目指し、学業と両立しながら財表に一発合格!
- 2026/2/27
- 合格体験記

S418室より(23歳 九州共立大学 修士課程1年)
【受験情報】
・合格科目/合格年/受験回数:財務諸表論/2025年(第75回)/受験回数1回
・学習スタイル:資格の大原 通信授業(初学者一発合格WEBコース)
▶サムネイルは合格のために使用した教材のすべて(本人提供)
ゼミの先生の薦めで税理士を目指す
大学の学部生時代に日商簿記検定を受験したことが、税理士を目指した最初のきっかけです。
私の大学では資格取得支援に力を入れており、日商簿記検定に合格すると奨励金をいただける制度があったため、それをモチベーションに学習を始めました。
3級、2級と学習・取得を進める中で、会計についてより深く学びたいという思いが強くなり、1級の学習を考えるようになりました。
そこで、ゼミの担当教員に相談したところ、税理士試験を勧められ、財務諸表論の学習に取り組むことになりました。
もちろん、税理士という最終目標を意識しながらの学習ではありましたが、当時は「会計学を極めたい」という思いが特に強く、純粋な知的関心から勉強に取り組んでいたように思います。
具体的な学習方法、学習計画
学習方法について、基本的には資格の大原で指定されている宿題を、日々着実にこなすことを最優先にしていました。
年内
9月から12月の年内は、1回3時間の講義が週2回あり、主に基礎的な内容を固める時期でした。進度は比較的速いものの、扱う内容は基本論点が中心であるため、「置いていかれないこと」を強く意識しながら学習を進めていました。この時期は、特に計算問題の基本部分を確実に定着させることが重要だと思います。
年明け~3月
1月から8月にかけては、講義が週1回となり、自主学習の時間が増えていきます。
毎回の講義後には、「1週間後のミニテストではこの論点が出題される」といった指示があるため、指定された範囲を中心に復習することを心掛けました。
また、1月頃からは約1か月に1回程度のペースで定期的なテストが実施されるため、これらを中間目標として日々の学習計画を立てていました。
1月から3月にかけては、これまで学習してきた基本的な計算論点の総復習が中心となります。この時期は、難しい問題に手を広げるよりも、比較的簡単な問題を確実に解けるようにすることが求められます。また、この頃から理論暗記も少しずつ始まります。
慣れないうちは非常につらいと感じるかもしれませんが、この段階で進めておくことで、後々の負担が大きく軽減されます。私は声に出して読むことで、理論の暗記を行っていました。
直前期
4月から5月になると、本試験の全体像が徐々に見えてきます。
この時期は直前期として位置づけられ、過去問や予想問題がテストで多く出題されるようになります。問題のレベルも、基本問題から応用問題まで幅広くなり、思うように点数が伸びず、精神的に折れそうになることもありました。
しかし、この段階で本試験範囲の約9割はすでに学習を終えているため、「ここが正念場だ」と考え、あきらめずに取り組むことが大切だと思います。理論暗記の量も、この時期から一気に増えていきます。
6月から7月にかけては、いよいよ本試験を想定した実践的なテストが連続します。計算問題は分量・難易度ともに非常に高く、速く正確な処理能力が求められます。初見では歯が立たないと感じることもありますが、復習と繰り返し演習を重ねることで、徐々に対応できるようになりました。理論については、理論チェックノートに掲載されている問題を確実に押さえることが不可欠です。この時期になると、周囲の受験生も同様に対策を進めてくるため、一問も落とせないという意識が重要になります。一言一句暗記できていなくても構わないので、少なくとも趣旨やニュアンスを説明できる状態にはしておくべきだと思います。
合格の決め手は、「点数配分を意識した学習」
点数配分を意識した学習を徹底したことが合格の決め手になったと考えています。
税理士試験は相対評価であり、多くの受験生が正解する易しい問題ほど配点が高く、逆に正答率の低い難問は配点が低く設定される傾向があります。そのため、難問に時間をかけるよりも、確実に得点できる問題を落とさないことが重要だと考えました。
財務諸表論は、計算問題と理論問題がそれぞれ50%ずつ出題されますが、計算問題の方が比較的易しく、多くの受験生が確実に正答してくる分野です。そのため、計算問題で失点すると大きな差がついてしまいます。特に計算問題は一つのミスが致命的になりやすいため、正確かつ素早く解答できるレベルまで繰り返し練習しました。簿記論や会計士試験の学習経験者も受験していることを意識し、計算問題については基本的に満点を目指すつもりで取り組みました。
一方、理論問題は計算に比べて難易度が高く、未学習の論点から出題されることもあります。しかし、そのような問題は他の受験生も得点できないことが多いため、過度には重視しませんでした。その代わり、要点チェックノートに掲載されている基本論点については、他の受験生も確実に得点してくる分、配点が高くなると考え、重点的に対策しました。要点チェックノートに掲載されている論点を、確実に押さえることが安定した得点につながったと感じています。
また、大学の講義での学習も合格の大きな決め手になったと考えています。私はもともと会計理論の暗記があまり得意ではなく、専門学校の要点チェックノートについて、内容を十分に理解しないまま暗記してしまっている状態でした。
しかし、大学の講義では、「なぜその問いに対してそのような答えになるのか」といった背景や考え方を丁寧に解説していただけたため、会計理論に対する理解が非常に深まりました。その結果、暗記していた個々の「キーワード」が頭の中でつながり、理論全体の構造を意識しながら学習できるようになったと感じています。さらに、履修していた講義の中で、重要論点や出題が想定されるテーマについての解説をしていただいたことも、本番での得点につながりました。実際に、その論点が出題され、落ち着いて対応することができました。
このように、大学での講義を通じて理解を重視した学習ができたことが、理論分野での安定した得点につながったと考えています。この場をお借りして、ご指導いただいた先生方に心より感謝申し上げます。
学業・アルバイトとの両立
私は、月ごとに労力の配分を決めて取り組むことを意識していました。
例えば、9月から12月までは、学習に50%、学業に30%、アルバイトに20%というように、あらかじめ割合を決めたうえで学習計画を立てていました。
実際に進めていく中で、模試やテストの結果、残りの学習期間などを踏まえ、必要に応じてこの配分を柔軟に見直していました。また、本番の約3か月前からは、受験に専念する期間として、周囲に事情を説明し、全体の労力の約80%を学習に充てる体制を整えました。その結果、精神的にも時間的にも集中しやすくなったと感じています。
学習を継続するうえでは、周囲の方々の理解と協力が不可欠であったと強く感じています。
モチベーションの保ち方やマイルール
モチベーションを維持するうえで、私が最も意識していたのは、後に引けない環境を自ら作ることです。具体的には、通信講座の受講費用をアルバイトで貯めたお金から支払うことで、「途中でやめられない」状況を作りました。また、先生や友人に受験することを宣言することで、自然と勉強せざるを得ない環境に身を置いていました。
加えて、自分自身の成長過程を楽しむことも大切にしていました。学習を始めた当初は、テストの順位も下位に位置していましたが、勉強量に比例して順位が目に見えて上がっていく経験は、大きな自信につながりました。この「努力が成果として返ってくる感覚」が、継続の原動力になったと感じています。
さらに、本番終了後の旅行をあらかじめ計画するなど、明確なゴールを設定することで、最後まで走り切る意識を保ちました。
マイルールとしては、毎日「今日やること」を必ず達成することを徹底し、本番の2か月前からはスマートフォンの利用を週1回に制限するなど、学習に集中できる環境づくりを心がけていました。
おわりに
私は今回の財務諸表論の受験に際し多くの方に支えていただきました。
先生方や家族や友人、先輩方には本当に感謝しております。
税理士試験は年に1回の過酷な試験で、本番には手が震えて文字が書けないほど緊張すします。
しかし、挑戦するだけでも価値のある試験であることには違いありません。
試験に対しての戦い方はそれぞれですが、フルパワーで試験に挑むことが重要だと思います。
ぜひ、これから挑戦する方は自身の本気を試してみてください!
皆さまの挑戦を心から応援しています!

-150x112.png)









