こんにちは、編集部です。
「会計人コースWeb」では、簿記検定や税理士試験、公認会計士試験など、“会計系資格”の受験に役立つ情報を提供しています。
この「会計人ペディア」は、読者の皆さんの「そもそも○○って何だろう?」という“ちょっとしたギモン”に応えるコーナーです。
これまでの取材や蓄積されてきた情報をもとに、編集部が率直にお答えします!
もし、「こんなことが知りたい」というテーマがありましたら、編集部までご意見をお寄せください♪
公認会計士になるためには?
公認会計士になるには、まずは、公認会計士試験に合格しなければなりません。受験資格は特になく、中学生や高校生でも受験できます。
合格後、実務補習や実務経験、修了考査をクリアすることで、晴れて公認会計士として登録ができます。
公認会計士試験とは?
公認会計士試験には、短答式試験と論文式試験があります。
短答式試験はマークシート試験で、例年2回5月と12月に行われます。また、論文式試験は記述式で、例年8月に1回です。
短答式試験は、年2回どちらも受験でき、合格すると2年間免除となります。論文式試験には、科目合格制度があります。全体の合計得点は不合格だとしても、ある科目で一定の基準点以上を取れば、2年間の科目免除となります。
【試験科目】
短答式試験:財務会計論・管理会計論・監査論・企業法
論文式試験:会計学・監査論・租税法・企業法・選択科目(経営学、経済学、民法、統計学のうち、受験者があらかじめ選択する1科目)
合格するまでに必要な勉強時間は?
合格するためには、約3,000~5,000時間の勉強が必要といわれています。
多くの受験生が通うTACでは以下のように書いています。
「公認会計士試験の勉強時間は、3,500時間が一つの目安です。最短合格を狙う場合でも、最低2,500時間の勉強時間が必要となります。 受験期間の設定は1.5~2年が一般的で、2年間で考えると1日あたりの勉強時間は平均5時間です。一発合格者の1日あたりの勉強時間のめやすは 入門・基礎期で6.1時間、上級期で8.7時間となっています。」
つまり、それなりの覚悟をもって受験に挑む必要があります。また、勉強は1日で終わるわけではありません。モチベーションを高く保ち続ける必要があります。
『先輩に聞いてみよう!公認会計士の仕事図鑑』の髙橋知寿先生は、以下のことを実践してモチベーションを保ったそうです。
1 自分のやりたいことを事前に予定し、それに向けて頑張る
2 一緒に公認会計士を目指している仲間と話す
3 自分が公認会計士になった時のことを考える
まだ学生だったり、異業種だったりして、公認会計士の仕事のイメージがわかないという場合は、日本公認会計士協会のサイト「公認会計士の魅力」を見てみたりするのもいいかもしれません。
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