つぶ問2-4(簿記論)―減損

つぶ問で合格

「つぶ問」は、『会計人コース』2018年9月号~2019年8月号の連載「税理士試験 独学合格プロジェクト」簿記論・財務諸表論に連動してTwitterで週1回配信した問題です。「粒ぞろいな問題」を「つぶやく」ことから、「つぶ問」とネーミングしました。
合格には、勉強をしない日を作らないことと、スキマ時間を活用することが大切です。「つぶ問」は簿・財それぞれ平日1問ずつ更新していきますので、ペースメーカーとしてご活用ください<1‐1~11‐4(最終)>。

【問題】
固定資産の減損会計に関する次の文章の中で、認められない(誤っている)処理をすべて選びなさい。

① 将来キャッシュ・フローの発生確率が、30%:10百万円、50%:20百万円、20%:30百万円である場合に、割引前将来キャッシュ・フローを19百万円(期待値)とする。
② ①において、割引前将来キャッシュ・フローを20百万円(最頻値)とする。
③ ①において、割引前将来キャッシュ・フローを10百万円(保守的)とする。
④ 割引前将来キャッシュ・フローに20年後における土地の使用価値を含める。
⑤ 売却予定のない資産の回収可能価額として、使用価値よりも高い正味売却価額を用いる。
⑥ 共用資産を含むより大きな単位で減損会計を適用する際に、最終的に減損の兆候がない資産に減損損失を配分する。
⑦ 共用資産を含むより大きな単位で減損会計を適用する際に、最終的に正味売却価額を下回る額まで減損損失を配分する。
⑧ 期末に減損損失の計上の要否を判断する際に、減価償却を行う前の帳簿価額と割引前将来キャッシュ・フローを比較する。
⑨ 販売用不動産について市況の変化により減損処理を行い、特別損失に計上する。
⑩ 減損計上にあたり、洗替え法を適用するため資産の帳簿価額を直接下げずに、減損損失累計額勘定を用いる。


固定ページ:

1

2

関連記事

ページ上部へ戻る